介護士として働く、特に女性の介護士は介護をしている高齢者からセクハラを受けることがありますよね。
具体的には突然お尻などを触られたり、不必要に手を握られる、性的質問をされたり話されると言った経験をした介護士もいることでしょう。
ひどい場合は、体を自分で洗える利用者から入浴中に陰部を洗えと要求されたり、アダルトビデオを一緒に見せられるといったこともあるのです。

そんなセクハラを我慢し続けると自分の精神的苦痛が負担となり、介護鬱などになってしまうことも考えられますよね。
しかし、介護士として働くのなら我慢するべきだという意見もあるでしょう。
また、相手が介護を必要とする高齢者ということもありますし、手を握るなどに関してはセクハラかそうでないのかの線引きはむずかしいものがあります。
法的に訴えようとしたり、上司に伝えても取り合ってくれることが少ないのです。

そんな利用者からのセクハラに対する有効な手段として重要なのは、毅然とした態度をとることです。
言葉や態度、声のトーンなどをうまく活用し、相手に嫌がっているということを大袈裟に伝える必要があります。
笑って優しく注意などをすれば、喜んでいると勘違いされることさえ考えられるので、毅然とした態度をとり続けることが効果的です。
相手が介護を必要とする高齢者だとしても、介護士も一人の人間であり女性であるため、嫌なことははっきりと伝えて良いのです。
セクハラをされない環境づくりを自分で行うことも大切です。
複数の仕事仲間とともに対応したり、個室の場合はドアを開けたまま対応したりと、自分の身は自分でしっかりと守らなければいけませんね。